「介護保険では20万円まで9割の補助が受けられます。また自治体ごとの助成制度も
あります。」※各自治体により、補助金額変動致します。
介護保険制度では、「要支援」または「要介護1〜5」と認定された在宅の方で、住
宅改修が必要な人に対し、一生涯で20万円まで、住宅改修の9割を補助してくれま
す。ただし、改修内容については条件がありますから、必ず事前にケアマネージャー
(介護支援専門員)などに確認しておきましょう。また各自治体などで、高齢者住宅
改修費支援制度や障害者住宅改造費助成制度が用意されていることもあり、助成額は
それぞれ異なりますから、自治体の相談窓口に事前に相談してみると良いでしょ
う。
「介護保険制度なら介護リフォームに9割補助が」
40歳以上の人なら保険料を負担している「介護保険」。2000年の制度スタート以来、
だいぶ定着してきたように思いますが、どのような制度なのかは、実際に介護を必要
としないとわからないことも多いはずです。
特にリフォームという視点で介護保険を考える時、介護を必要とする方のためのバ
リアフリーリフォームへの助成制度があるということを忘れてはいけません。介護保
険制度において「要支援」または「要介護1〜5」と認定され、在宅で生活し、住宅改
修が必要とされる人に対し、20万円までの介護改修について、1割の自己負担でリ
フォームすることができるのです。
この20万円という枠については、一度に使い切る必要はなく、数回に分けて改修を実
施することもできます。また「要支援」「要介護」のランクが3段階以上あがったと
き(例えば要介護1の人が要介護4になった場合など)や、転居した場合などは改めて
20万円まで給付を受けることができます。
「介護保険が適用になるリフォームには条件がある」
介護保険が適用になる改修は、次のとおりです。
(1) 手すりの取り付け
玄関、廊下、階段、トイレ、浴室、洗面所などの屋内に設置する手すりの他、出入り
口から道路までの屋外手すりにも適用されます。
(2) 床段差の解消
引き戸レールや敷居の段差を撤去したり、玄関や浴室、出入り口などの段差をス
ロープや踏み台、床工事などにより解消する場合に適用されます。
(3) 滑りの防止、移動の円滑化等のための床または通路面の材料の変更
車イスが利用しにくい畳床や、歩行時に滑りやすい床を、フローリングや固い床材
などに変更する場合に適用されます。
(4) 引き戸等への扉の取替え
介護を必要とする人が開けにくいとされる開き戸を、引き戸や折れ戸、アコーディオ
ンカーテンなどに変更する場合に適用されます。また手首を傷めていたり、握力が低
下している人でも操作しやすいドアノブや戸車の設置も含まれます。
(5) 洋式便器等への便器の取替え
和式便器よりも介護しやすく、かつ介護されやすい洋式便器への交換や、便器の高さ
を変更する必要がある場合の洋式便器の取替えに適用されます。
「各市町村の助成金制度もチェックしよう」
介護保険制度とは別に、各市町村で高齢者向けや、障害者向けに住宅改修に助成金を
支給しているところがあります。助成金額や助成率などは市町村ごとに異なりますの
で、介護リフォームを検討する際には介護保険制度だけでなく、事前に自治体に相談
してみると良いでしょう。
※各自治体で運営しているため、助成制度の内容に差があります。詳しくは各自治体
にお問い合わせください。(ご希望でありましたら、弊社担当者がご確認致しま
す!!)
「介護リフォームを無駄にしないために」
「介護保険を使える」「補助金が受けられる」などと言って、リフォームの契約を急
かす業者は要注意です。介護保険や自治体の助成制度を利用するときには、事前の
しっかりとした打ち合わせが必要です。特に介護保険を利用する場合は、ケアマネー
ジャー(介護支援専門員)や主治医の意見書などが必要になるため、リフォームの計
画段階から良く話し合う必要があります。
また手すりの取り付けについて安易に考える方が大勢いらっしゃいますが、手すりは
想像以上に荷重がかかるところです。下地補強をせずに取り付けてしまい、介護を必
要とする方が利用した際に手すりが外れ、事故につながったケースも報告されていま
す。
さらに片麻痺やリウマチなどの症状がある方の場合などにおいて、手足の可動範囲な
どを確認せずに手すりやドアノブを取り付けてしまい、まったく使えないものになっ
てしまったり、逆に障害物となってしまい、顔や手足をぶつけてケガをしたり、手す
りが邪魔になって車イスが通れないというケースもあります。
「手すり1本でも業者の良し悪しがわかる」
手すりの取り付けは比較的簡単な工事ですから、工事費用も1箇所数千円〜数万円程
度。だから安心な業者を探す上での目安にもできそうです。業者から見ればたかが
「手すり工事」と軽視しがちなのですが、この「手すり工事」を利用者目線で相談に
のってくれる業者を選ぶようにしましょう。
介護リフォームの最大のテーマは「介護する人も、介護される人も、肉体的・精神
的負担が小さく、快適かつ便利であること」であると考えます。もちろん精神的負担
という意味の中には「金銭的」なものも含まれます。制度を正しく理解し「介護リ
フォーム」が自らと家族のために非常に大切なリフォームであることを知っておいて
頂きたいと思います。
【以上の助成金のご説明・手続きをお客様と共に弊社担当者が親身になってご対応致
しますので、安心して助成金を受けて頂けます!!】